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『【図説】「資源大国」東南アジア』加納 啓良 歴史新書y [2016/08/09 23:45]
東南アジアのコーヒー、サトウキビ、天然ゴム、ココヤシ、アブラヤシを取り上げる。ヨーロッパの海洋進出以降、これらのプランテーションが次々に開発されていき、モノカルチャーによる商品経済に組み込まれていった歴史がコンパクトにまとめられている。 1619年にバタビアに根拠地を築いたオランダ東インド会社は、18世紀にはジャワを中心に領土支配を広げたが、そのための出費がかさむなどして経営が悪化し、18世紀末には解散に追い込まれた。イギリスによる占領と返還の後、1830年からはジャワ..
「茶の世界史」角山栄 中公新書 [2013/09/09 23:45]
茶、砂糖、コーヒー、綿といった商品がヨーロッパの世界進出と支配の原動力になったことがよく見えてくる。ただ、これほどの物欲が生まれた背景に何があったのかという疑問は残る。生産性の低さなのか、人口増加なのか、上流階級の存在なのか。国内で自給自足ができ、対外貿易に受動的だったインドや中国と対照的。後半は、開国後の日本が茶の海外市場の開拓に努力した歴史といった内容。 ・アジアからは古代には絹、中世には香料、近世からは中国の茶とインドの綿布がヨーロッパへの輸出品だった。 ・茶を..
「文明を変えた植物たち」酒井 伸雄 [2012/10/17 23:45]
新大陸から持ちこまれた6つの植物がヨーロッパをはじめとした旧世界にもたらした影響がテーマ。改めて、アメリカ大陸の植物が人類の生活に果たした役割が大きいことを知らされた。そして、トウモロコシがアフリカでは主食として、先進国では飼料として利用されているという実態に考えさせられる。 ヨーロッパでは、ジャガイモによって、家畜を越冬させるための十分な餌を確保できるようになった。そのため、秋の終りに一斉にブタを殺して肉を塩漬けにする必要がなくなり、季節を問わずに新鮮な肉を食べること..