2010年09月21日

日本人の読書数の調査

日本人の読書数を調べてみました。読書の目標を立てるときの目安になると思ったからです。

データは、文化庁の「国語に関する世論調査」の中の「1か月に何冊くらい本を読むか」の全体の回答を使いました。調査人数が2000人近くあり、ランダムにサンプリングしているので、信頼性は高いと思います。

ただ、この調査の回答は「1,2冊」「3,4冊」「5,6冊」「7冊以上」となっており、細かい分布がわかりません。そこで、これを「べき乗則」で近似して1冊ごとの分布を推定すると、以下のようになりました。平均は月1.5冊。毎月4冊以上読んでいる人は10人に1人、10冊以上読んでいる人は2%くらいしかいないようです。これは、読書のペースの目標を立てる際の目安になるでしょう。

<1か月の読書数とその割合>
上位%
0 46.1 -
1 23.3 53.4
2 12.8 30.1
3 6.9 17.3
4 3.8 10.4
5 2.1 6.6
6 1.2 4.5
7 0.8 3.3
8 0.5 2.6
9 0.4 2.0
10 0.3 1.7
以下、省略。

次に、累計で何冊読んだら、どれくらいの位置に達するかを計算してみます。老いも若きも年齢を問わずに「現時点の累計読書数」を調べたとしたら、というシミュレーションすると、以下のようになりました。16歳以上を対象、生涯の読書期間を60年として計算しています。例えば、1500冊読めば10人に1人の読書家になったと言えそうです。

<累計の読書数とその割合>
500冊 上位30%
1000冊 上位15%
1500冊 上位10%
2000冊 上位6%
3000冊 上位3%
5000冊 上位1%

なお、このシミュレーションは、それぞれの人が同じ冊数を60年間読み続けることを仮定しています。そうしないと計算できないからです。実際には、誰にも多い時期や少ない時期があるでしょうから、全体が平均値に寄った分布をしているはずです。したがって、上位○%の数字は実際にはもっと小さいと思います。それでも、目標設定の際の目安にはなるのではないかと思います。

タグ:調査
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